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薬師如来とは

北山漆薬師に祀られております薬師如来について、ご紹介します。

薬師如来は、人々を病気や苦悩から救ってくれる仏さまです。その姿は如来の基本形のとおり、装飾のな非常に質素な姿をしています。薬壺(やっこ)を持っていることが特徴ですが、古い薬師如来像のなかには持たないものもあります。

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また、薬師如来の脇侍(わきじ)としては、向かって右側に日光菩薩、左側に月光菩薩が控えます。加えて、十二神将と呼ばれる将軍の姿をした12体の武神をともに祀ることも多くあります。

薬師如来は、かつて菩薩だった頃に12の誓願をたてます。衆生を悟りに導くことや、病苦を取り除くこと、飢えや渇きから救うことなどです。この誓いにより悟りを開き、如来となりました。経典には、その名前を聞くだけで大きなご利益が得られると説かれています。十二神将も薬叉(やくしゃ)という魔物の一種でしたが、薬師如来の名を聞いて仏教に帰依し「天」の一員となりました。

季刊 光明第209号より引用