真言宗豊山派のHP(観法)より引用

「観法」とは、真言密教における瞑想方法のことです。代行的なものには、「 阿字観あじかん 」や「 月輪観がちりんかん 」があります。

その方法には様々な伝承、方法がありますが、目的とするところは、

  • 自己をみつめる
  • 仏を観じる
  • 世界と自分はひとつ

と観じることです。

掛け軸

禅宗では壁に向うなどして静かに瞑想しますが、真言宗では掛け軸( 阿字あじ と つき )を本尊として行います。

観法の際には、できるだけ静かな場所と時間を選び、姿勢を正して、安らかに坐ります。呼吸を整えて“ 阿字あじ ”あるいは“ 月輪がちりん ”に意識を集中し、心に留めます。

この状態からこれらを徐々に大きくしていきます(指導者に従って行うものなので、詳しい説明は省略)

真言宗では、「阿字観」や「月輪観」などを実践し、自己を見つめ、仏を観じようとします。

これらの「観法」は真言密教の重要な実践修行となっています。