真言宗豊山派の季刊誌「光明」第203号、『第4回 過去にとらわれない』から記事の一部をご紹介いたします。

過去の出来事にとらわれず、軽やかな心で進んでいくために次のようなことを考えてみてはいかがでしょうか。

●心の中を整理して楽になる
仏教には、自分の心の中を整理して心をおだやかにする瞑想法(内観)があります。この瞑想法を利用することで、起こったことは変えられませんが、それに関連する嫌な感情を変えることができるでしょう。

●過去の感情を今のあなたが変える
現在のあなたが嫌なことがあった時の”過去の自分”に会いに行き、慰めの言葉をかけ、励まします。
これができた時、過去のことは引きずりません。過去の負の感情を、今の自分が変えるのです。

●過去の嫌な感情だけを差しかえる
過去は過ぎ去ってしまうのではなく、何百、何千枚もの紙のように積み重なっていきます。過去の嫌な思い(紙)だけを綺麗な紙に差しかえるのです。