真言宗豊山派のHPより

「おつとめ」をする時の作法をご紹介します。

おつとめをする時は、必ず手を洗い、口をすすいで身を清め、念珠を左手にし、仏壇の前で姿勢を正しましょう。

 お灯明をともし、線香をつけ、合掌して、ていねいに三度礼拝します。呼吸をととのえて心を落ち着かせ、仏さまを仰ぎ見て、やさしく念珠をすり左腕にかけます。

お坊さん

 次にお経の本を両手でいただいてから開きます。お経は一字一句おろそかにせず、心を集中して唱えます。声は高すぎず低すぎず、長い時間唱えていても、のどに負担がかからないよう、同じ速さで読みましょう。息は苦しくなる少し前に、余裕をもって息つぎをします。お経本は、必ず手に持つか机の上に置いて読み、床にじかに置かないようにしましょう。

 お経を唱え終わったら、ふたたび念珠を両手にかけ合掌して、自分の願いを仏さまに心から祈ります。

 おつとめが終わったら、ていねいに三度礼拝し、静かに立ち上がり退室します。

 お灯明を消すことを、忘れないようにしましょう。